「ソニン LIVE2005 あすなろ銀河」*1

 渋谷という大嫌いな町でソニンのライブがあるということで渋々エッグマンに向かったわけですが、会場に着いた頃にはすでに開演10分前。まだ番号順に入場してる最中でしたが私の番号よりも大きな番号を呼んでいたのでそのまま行列には並ばずに入場。ボッタクリのドリンク代500円をくれてやり、中に入った瞬間、思わず「狭っ!」と声に出してしまいました。しかもすでに人、人、人。これじゃソニンが見れないなと思いましたが、今日はソニンの歌を聴きに来たのでまあいいかと思い最後尾に陣取りました。開演直前、「ちょっとすみません」と言いながら後ろを通っていく人がいましたが、聞き覚えのある声だと思って振り向くとやっぱり和田氏でした。
で、10分遅れでスタート。1曲目の「ジグソーパズル」のイントロが始まると会場はヒートアップしましたがなぜが私はクールダウンしてしまいました。というのも私は重低音に対して拒絶反応みたいなものがあるからです*1ソニンが歌い始めてもどこかうわの空で重低音が腹にズシンズシンくるというよりも、心臓が痛い。マジで痛い。これは最後までもたないかもしれない。途中で帰ることも考えました。そんなこんなでとりあえず「カレーライスの女」も終わり、本日最初のMC。ここでソニンが私に駄目押しの一言を言います「音を楽しんで下さい」と。私はソニンの歌を聴きに来たのであって、音を聴きに来たのではない。この時点でもう本日は終了。しかも3曲目の「WINTER〜寒い季節の物語〜」をロック調にしてるし。この曲大好きなのに残念だ。この曲はオーケストラバージョンが最高であると個人的に思っていたので、それが出来ないならカラオケでも充分。「誰より好きなのに」でようやく生きた心地がしたところで、再びMC。うたばんでの刑務所慰問ライブについて普通こういうところはもっと大物が行くものだと思っていたソニン。私から見ればソニンも充分大物なんだけど、知名度と体だけなら。「化粧」を歌い上げ、次はソニンがドラムを叩きながら「さよならした日から」を歌う事に。この曲は生で一回しか聴いた事がなかったので凄い新鮮でした。でも座ってるからダダでさえ見にくいのに座ると全然見えない。しかもモニターがあるにはあるけど、モニターがモニターの役目を果たしてない程小さい。あれは意味があったのだろうか。次の「悲しくてやりきれない」は私の気持ちを代弁しているかのようなタイトルではありましたが、どんな曲だったかすら今となってはまったく覚えてない。このあたりで前回初めて聴いたにもかかわらずサビやメロディーを覚えることができた「誰より好きなのに」を聴いた時の私のモチベーションの違いがみてとれます。
「I LOVE YOU」「ほんとはね。」とバラ−ドが続き、ようやく私の心臓も落ち着いてきたところで後半戦へ。「HELLO!新しい私」「東京ミッドナイトロンリネス」「青春のSUNRISE」と3連発。「青春のSUNRISE」ではユウキのラップ部分はどうするのかなと思っていたら、最初に客側にマイクを向け、次にソニンとベースのみちたろうがやるといった具合でしたが、みんなユウキのラップ歌えてないし、みちたろうのラップはグダグダだったし、これもカラオケの方が良かったかなと。で「あすなろ銀河」を歌わずして一応終了。定番化したアンコールがあり、ソニンが再び登場。自分で「まだあの曲歌ってない。ライブのタイトルにもなってるのに」とツッコミようやく「あすなろ銀河」を披露。
そして最後の曲は「言葉にできない」。自分のコンサートなのに最後は人の曲かよ!って叫びたくなる衝動に駆られましたがグッと堪えて聴いていました。最後にみんなでラララと大合唱してましたが、私は微動だにしませんでした。だってその理由こそまさに言葉にできないですから。
今回のライブは今まで見たコンサート・ライブの中では1番満足度の低いものになってしまいました。それは私にとってバンドライブは肌に合わない、狭い空間ではソニンの良さが生かされない、ソニンが踊っていない、いいじゃんダンサーズが登場しない、などいくつかのマイナス要因があったからに他なりません。しかもそのマイナスをプラスに変えるようなものを今回のバンドライブでは見出せなかったからです。
これだけ書きましたが、あくまでも少数派の超個人的意見ですのでこんな奴もいるんだ程度に思っててください。
 = 終わり =

*1:よく街中で音楽ガンガン流しながら走っているバカ者がいますが、そういう奴らに対して素で「うるせーんだよ」と睨みつけながら叫んでしまいます